のだめカンタービレ第17巻。マルレの第2391回定期演奏会で弾き振りされた曲です。
バッハのピアノ協奏曲と聴いて思っていた印象を、いい意味で裏切ってくれた曲でした。
出だしのかっこよさに「あれ?」と思っていると、ピアノが滑り落ちてくるかのように流れ出す。
その流れ出し方に、何度聞いてもときめいてしまいます。
イメージがとてもオシャレです。
「バッハだよね?」 って再確認して、聞いているうちに「あ、バッハかも?」と思うような感じ。
「バッハ」ね。「協奏曲」ね。なんて思って二の足踏んでいましたが、思い切って聞いてみてよかったです。
友人はこれを聞きながら、千秋先輩が弾いているところを想像して、にまにましてました。
気持ちはよく分かるわ縲怐B
(2007.9.2 記)
聴いたCD
バッハ:ピアノ協奏曲第1、2、4番
指揮: マレイ・ペライア
演奏: マレイ・ペライア アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
1. ピアノ(鍵盤楽器)協奏曲第1番ニ短調BWV1052
2. ピアノ(鍵盤楽器)協奏曲第2番ホ長調BWV1053
3. ピアノ(鍵盤楽器)協奏曲第4番イ長調BWV1055
初めて聞いたバッハのピアノ協奏曲が、これでとてもよかったと思います。
最初の出だしのキレからピアノが流れ出したところまでで、かなりぐっと来ました。
他の演奏も聴いてみたけど、これほど何か「かっこよさ」を感じた出だしはない気がします。
そう、このCD盤だけ、なぜか知らないけど最初「バッハ? Jazz?」という錯覚に陥ります。
クラシック、というような感じがしないのがとても不思議です。
バッハって私にとってはどこか「神聖」とか「人から離れた自然」とかを感じるんですけど、この1番は、そういうものを感じずに、どこか「粋」みたいなものを感じてしまいました。
やっぱりJazzっぽい?
強弱の決め方が、キリっとしていて、やっぱり「cool」という印象です。ときどきメロディ(主題?)が強く演奏されるのですが、そこにときめいてしまうんですね。
何度聞いても「かっこいい・・・・・・」。
(2007.9.30 記)
Bach: Violin Concertos
指揮: Helmut Mller-Brhl
オーケストラ: Cologne Chamber Orchestra
ピアノをヴァイオリンに変更して演奏された盤です。
ヴァイオリンにしただけで、退廃っぽさが(笑)。あ、いや、とても色っぽくなるのはなんなんでしょうね。
上のピアノ協奏曲のCDが、どこかキビキビしていてキレのあるかっこよさがあるとしたら、こちらはどこか気だるげで色っぽい感じ。弦の流れがそうさせているんでしょうけど、この違いが面白いなぁと思いました。
(2007.9.30 記)
その他のCD紹介(Amazonより)
コンサート情報
- 2007年
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