ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調op.18


CD追加窶?2007.01.08|2004.10.11|2004.05.23  記事窶?2004.05.09

『のだめカンタービレ』5巻【二ノ宮知子】で千秋先輩がやってたやつです。もう、のだめを読んで一番聞いてみたかった曲ですよ!
シュトレーゼマンに「もっと色っぽく! もだえるように!!」とか言われてたんで色っぽい曲なんだろうかと、ちょっと気にはなっておりました。

これ、作中でも「有名だから聴衆の耳はシビアだ」と言われてるんですけど、曲が全然思い出せなかったんですよ。
多分聞いたことあるはずなんだけどなぁ・・・・・・。この作品を読む前から、ラフマニノフという音楽家自体は、何故か強烈に「ピアノ曲がとってもロマンチック」という風にインプットされているので、他の小説や漫画にも出てきたと思うんだけどなぁ。『あるとの「あ」』【赤石路代】(古い作品だな・・・・・・)かなぁ。

借りてきたCDではありましたが、さっそく聞いてみました。
もう序盤のピアノから、押し出されるように始まるオケの演奏に、鳥肌がぞわぞわぞわー!!

「のだめカンタービレ」の中でも、第1楽章の描写があるんですが、聞きながら読むと、「のだめカンタービレ」がどれぐらい「音」や「響き」を忠実に「絵」にしようとしているのかがわかって、感動しました。
まさにシュトレーゼンから波状に広がる斜線が音の響きをあらわしているようです。すごいな、これ。
そして、その音を聞いた途端にこみ上げるものがありました。おもわず拳に力が入ってしまう。
(この曲かっ!これかっ!! これは知ってる!!)
どこで聞いたのかは覚えていませんが、確かに知っている響きでした。口をあけたまま、曲は展開されたのです。

【第1楽章】(moderato[モデラート]:ハ短調、2/2拍子、ソナタ形式)
ピアノのピアニシモの音から始まり、それが一和音弾くごとに大きくなっていく。そしてオケの音の波が被さっていく。
低く響く音にピアノの音が飲み込まれる。ぞわぞわと底辺でうごめくオケの音が徐々に盛り上がり、聞く者の心臓をわしづかみにして揺さぶる。

口が開きっぱなしになった。音に、響きに、メロディの波につられて右腕がぴくぴくしてしまう。
ピアノが1人の人間で、オケのシンフォニーが「運命や歴史」というような感じかなぁなんて、唐突に思えたりして。濁流のような音の中にもまれつつ、ピアノはしっかりと生きてるんですよね。
時折力強くなって・・・・・・、抗ったり反ってみたり、共に流れになってみたり。そんなことを想像して聞いていると、とても胸が苦しくなりました。

【第2楽章】(adagio sosutenuto[アダージョ・ソステヌート]:ホ長調、4/4拍子、3部形式)
少し物悲しいメロディから入ります。ピアノとクラリネットの音がとても優しく、気持ちいい。
ピアノもなんであんなに軽く、でも、すごく切ない音が出るんだろうなぁ。そう、切ないのですけど聞いててうっとりするようなメロディです。
10分ちょっと前辺りからのヴァイオリンのメロディが、すごく綺麗です。木管の動きがとてもかわいいし。終盤に向けて少し軽く綺麗なメロディが続きます。

【第3楽章】(allegro scherzando[アレグロ・スケルツァンド]:ハ短調縲怎n長調、2/2拍子、ソナタ形式)
なんか突然かっこよくなりました(笑)。オケとピアノの掛け合いのところ、オケの低音がどすんっときて、ピアノが上から降りてくる、そのオケの響きが好きです。かっこいい。
1楽章とは違ったドラマティックさというか。ヴァイオリンのメロディが伸びやかで、それを繋ぐピアノのメロディとかが1楽章ほど悲愴的でなくて、とても気持ちいいです。両腕伸ばして、ふぁさーふぁさーって両方に振りたい感じですね。
第1楽章よりも「人」に近づいた感じがしたかなぁと思いました。聞けば聞くほど、気持ちがいい曲です。

(2004.05.09 記)

聴いたCD

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番・第3番

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番・第3番

指揮: ストコフスキー(レオポルド), オーマンディ(ユージン)
演奏: ラフマニノフ(セルゲイ), フィラデルフィア管弦楽団

ラフマニノフ、ご自身の演奏だったので、古くて音源は悪いんだけども、それでもゾクゾクです。
まぁ、なんかこういう曲って、ピアニストとか指揮者とかの解釈で大分違うとは思うんですけど、逆に作曲者自身が意図した演奏ってのを聞くことは、ほとんどできないじゃないですか。
モーツァルトだってベートーヴェンだって、残っちゃいないんだから。
だから、そういう意味では貴重なものですよね。
(2004.05.09 記)

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番&絵画的練習曲

指揮: ゲルギエフ(ワレリー)
演奏: キーシン(エフゲニー), ロンドン交響楽団
BMGファンハウス – 1994/10/21

第1楽章のはじめは、ラフマニノフご自身の演奏のほうが好きだけど、それ以外はじっくり聞かせてくれるのです。盛り上がりのところとか、ピアノの音にときめいてしまいます。
第3楽章もこっちのほうが好きですね。オケとピアノの繋がりがドラマティックだなぁと、聴くたびにうっとりなのです。
もしかして、単純に音がいいからか?(苦笑)
練習曲のほうも、ついつい聞き入ってしまいます。っていうか、なんでこんなん弾けるんでしょう。もしくは、弾かせようと思ったんでしょう(笑)。
(2004.05.09 記)

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番・第3番

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番・第3番

指揮: アバド(クラウディオ)
演奏: ジルベルシュテイン(リーリャ),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

上のCD、キーシンさんとロンドン交響楽団を聞いたあとに、こっちを聞くと、なんか「出来すぎ」って感じがしてしまう。1楽章の始まりを聞けば聞くほど「時代劇」のイントロを思い出してしまったよ。
なんでだろうなぁ。弦楽器の音とかピアノの音とか、録音の仕方によるのかもしれないけど。ピアノの音が綺麗に響きすぎて浮いちゃってさ。管弦楽団の音が完全に裏にまわってる感じもするんだよね。 キレイすぎてわくわく感がない。私は上の演奏の方が好きです。なんか、ちょっとまだ今の自分に近い感じがするからかなぁ。
(2004.05.23 記)

チャイコフスキー : ピアノ協奏曲第1番

チャイコフスキー : ピアノ協奏曲第1番

演奏: グラフマン(ゲイリー) ,ニューヨーク・フィルハーモニック
指揮 バーンスタイン(レナード)
録音:1964年5月

エミール・ギレリス演奏。ズービン・メータ指揮のチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番と一緒に収録されたものです。このチャイコのピアノ協奏曲第1番も好きですよ。迫力ある演奏というか、もー第3楽章なんてどきどきしっぱなしです。勢いが、気持ちいい。
肝心のラフマニノフのほうですが、第1楽章の冒頭は、ものすごーく強弱激しい波ですね。私は「ずわわわー!」とやってくれるのが好きなんで、こっくりこっくりとなっちゃってあんまり好きではないかな。
ただし、盛り上がるところは唖然としていまいますよ。第3楽章なんて特に。激しい!
(2004.10.11 追記)

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1~4番

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1~4番

指揮: アンドレ・プレビン
演奏: ウラジミール・アシュケナージ

ラフマニノフは、ピアノ協奏曲第1番を酷評され、それからしばらくピアノ協奏曲が作れなかったというけれど、私はこのCDの中では第1番の激しさが一番好きだったりします。
アシュケナージさんの演奏はすばらしいけど、第1番だとオーケストラもとても生き生きしているように聞こえるんです。
第2番に関しては、私はもっと「メロメロ」(もしくは、ムンムン?)なのを期待しているので、あっさりに聞こえますが・・・・・・。
第1番は聞くたびに、ドキドキしてしまいます。
なんで酷評だったのかなぁ。でも、この酷評があったからこそあの第2番があるのかもしれませんが。もったいないなぁ。
(2007.01.08 追記)

その他のCD紹介(Amazonより)

ラフマニノフ

ピアノ:ツィマーマン(クリスティアン)
指揮:小澤征爾
演奏:ボストン交響楽団
ショパンでよく聞くツィマーマンさんなのでちょっと興味がわいてきました。第2番と第3番が入ってます。

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1~4番
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1~4番

ピアノ:アシュケナージ(ウラジミール) 
指揮:プレビン(アンドレ)
ラフマニノフの全てのピアノ協奏曲が入っています。アシュケナージさんなのがちょっと嬉しい。

マイ・フィギュア・スケート・アルバム
マイ・フィギュア・スケート・アルバム

作曲: ラフマニノフ, 坂本龍一, その他
演奏: ヤンドー(イェネ), ブダペスト交響楽団, その他
フィギュアスケートでよく使われる曲集。ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は、トリノで村主選手が使用。CDには荒川選手の使用したヴァネッサ・メイのトゥーラン・ドットも

コンサート情報

情報変更の可能性があります。必ず各楽団・各ホールのHPで情報をお確かめ下さい。
2009年9月27日(日) 開演 14:00
【東京】サントリーホール
東芝フィルハーモニー管弦楽団第29回定期演奏会 創立20周年記念演奏会
ラフマニノフ :ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18
(『のだめカンタービレ』第4/5巻)
指揮/河地良智
演奏/小川典子(Pf) 東芝フィルハーモニー管弦楽団
その他の曲/オネゲル :パシフィック231 チャイコフスキー :交響曲第5番 ホ短調 op.64
料金/未定(2009/6/25時点)
詳細情報はこちら

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