「のだめカンタービレ」の第8巻より、RSオーケストラ最初の演奏会の曲です。
「苦悩と絶望と激動の人生」というあおりからして、「私好みかも縲怐vと、楽しみにしていた曲です。はい! 暗い曲、重い曲、しんどい曲、ダイスキです!
CDの曲説明より・・・・・・「バイロンの劇詩『マンフレッド』は、放浪の旅を続ける多情多感な主人公の青年が、黄泉の国で彼が棄てた愛人のアスタルテの霊とめぐりあい、その許しを受けて魂の救済を得るという物語」だそうです。
多情多感な青年に愛人がいて、しかも棄てたというあたりから、私には理解不能なのですが・・・・・・文化の差でしょうか。
この序曲は聞いていて、とても感情を揺さぶる曲だと思います。ときおり悲しく、ときおり情熱的に、この交差がすごく胸を打ちます。
聞いてみたCDの演奏の素晴らしさもあるんだと思います。「苦悩」「絶望」というキーワードより、「激動の人生」というキーワードが一番強い気がします。
正直、安らぎの部分は少ないです。美しい旋律にもやっぱり何か重いものがついてくるんですよね。
常に眉間に力が入るような揺さぶりを感じます。これが気持ちいいのですけどね。
(2005.2.27記)
聴いたCD
シューマン:交響曲第4番
指揮: ウィルヘルム・フルトヴェングラー
演奏: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
「マンフレッド序曲」を聴くために買った一品ですが、交響曲第4番の素晴らしさに虜になりました。
私が「フルトヴェングラー」という大指揮者を意識した一品です。
これを買ったときは、本当に名前を知らなかったのです。なんとなくベートーヴェンの交響曲のCD見てると、みかけるなー程度でした。
「わーいいなー。なんだーこの鳥肌。鳥肌がっ!!」とか思って、指揮者を確かめ、それがかなり有名な指揮者だと知りました。
それからかな。ベートーヴェンの交響曲で「フルトヴェングラー」という名前に反応するようになったのは。
だけど、まだ一作も聞いたことがありません。むふ。
まぁ、それはともかく。この一品は最高のものだと思います。
シューマンといえば「子供の情景」とか「トロイメライ」とか思ってた私の認識を根底から覆すものです。(しかも「子供の情景」の第7曲が「トロイメライ」っつーのも最近までよくわかってなかった)
すごいじゃん。交響曲もかっこいいじゃん!! っていうか、このCDがいい!!
お気に入りです。
あんまりちゃんとクラシックを聞いたことないという人には勧めませんが、ある程度有名な交響曲は知っているという方には、絶対に勧めたくなる一品です。
(2005.2.27記)