カテゴリー別アーカイブ: ショパン

フレデリック・フランソワ・ショパン (Frédéric François Chopin 1810年3月1日(2月22日(出生証明の日付)、1809年3月1日説あり) – 1849年10月17日)

ショパン:ノクターン第2番変ホ長調Op.9-2

久しぶりに、ピアノ曲を・・・・・・
『のだめカンタービレ』1巻より。のだめが持っていた楽譜がこれでしたねー。
クラシックはちょっと・・・・・・と思っている方でも、絶対にきたことがあるだろう曲。ショパンのノクターンの中でも、これが一番 聞く機会が多い気がします。

もともと、ショパンの曲はなじみやすくて、様々な人に愛されていると思います。それはやっぱりこういうメロディアスな部分が いろんな方の心にしみるからなのだろうなぁ・・・・・・と。
私にとって、ショパンのこういう美しく流れ行く曲は「愛」や「恋」よりも「思いを馳せる何か」を感じさせられます。
「夜空」や「雨」や「雪」や「枯れ木」や・・・・・・眺めていて感傷に浸り、自分を見つめなおすような深遠な時間を感じるのです。
この曲もそうなのですが、「愛」や「恋」という言葉が連想させる「何か」よりも、「孤独」や「涙」を感じてしまう。
「愛しい人を思い幸せ感に浸る」よりも「遠くに住む愛しい人へ思いを馳せる。会いたいのに会えない・・・・・・」イメージ。何故だ。 こんなに優しく美しいメロディなのになー。

(2005.12.11 記)

聴いたCD

私のショパン

私のショパン

夜想曲第1番変ロ短調op.9-1・第2番変ホ長調op.9-2/即興曲第1番変イ長調op.29/幻想即興曲嬰ハ短調op.66(遺作)/前奏曲第15番変ニ長調op.28-15「雨だれ」/夜想曲第10番変イ長調op.32-2/舟歌嬰ヘ長調op.60/夜想曲第17番ロ長調op.62-1/バラード第1番ト短調op.23/スケルツォ第2番変ロ短調op.31/夜想曲第20番嬰ハ短調(遺作)「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」

ショパンの曲に「孤独」を感じてしまう私ですが、この演奏は少し暖かな気持ちになります。
優しく語り掛けてくれるような演奏がとても好きです。「大丈夫よ、寂しくないわよ」と。
自分の中の「愛」を歌い上げるより、周りに優しさをそっと手渡してくれるような、そんな演奏に聞こえます。

(2005.12.11記)

フジ子・ヘミングの奇蹟~リスト&ショパン名演集~

フジ子・ヘミングの奇蹟~リスト&ショパン名演集~

パガニーニによる大練習曲S.141-3~ラ・カンパネラ(リスト) 2.愛の夢第3番変イ長調S.541-3(リスト) 3.ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調S.244-2(リスト)  ..他

リストの「ため息」が聞きたくて手に入れたアルバムですが、私はフジ子・ヘミングさんは、リストよりもショパンのほうがお美しいと思います。
こちらのノクターンの音は冬の冷たい外気の中、すとーんと通る清さを感じます。
媚びない音というのかなぁ。何か、伝えたいことをまっすぐ伝えるようなショパンだと思いました。

(2005.12.11記)

 

 

その他のCD紹介(Amazonより)

ショパン名曲100
ショパン名曲100演奏(ノクターン第2番は):エヴァ:ポブウォツカ
ベスト・オブ・ブーニン
ベスト・オブ・ブーニン演奏:スタニスラフ・ブーニン
ショパン:ノクターン選集
ショパン:ノクターン選集演奏: アレクシス・ワイセンベルク()

 

 

コンサート情報

情報変更の可能性があります。必ず各楽団・各ホールのHPで情報をお確かめ下さい。

コンサート情報

 

ショパン:12の練習曲 op.10より第4曲

「のだめカンタービレ」の第8巻。のだめのコンクール曲の1曲です。練習中にハリセンに思わず「ブラボー」と言わしめた曲とは一体どんなものか!
その前に12の練習曲について・・・・・・。あの有名な「別れの曲」はこの『12の練習曲 op.10』の第3曲。私のどぁいすきな「革命」は第12曲。そして、全て黒鍵で演奏されると言う「黒鍵のエチュード」は第5曲。という、結構盛りだくさんな内容となっております。
「黒鍵のエチュード」は、某音楽恋愛シュミレーションゲームで聞いて「おー、いい曲!」と思うまで、私的に縁のない曲だったのですが、今ではかなり好きな曲となっております。
有名どころが3曲で、それ以外はどうよ? という感じでしたが、全曲通してかなり好きです。
どっちかというと『12の練習曲 op.25』の最後の方が鳥肌ものだったりもしますが・・・・・・。

さて、肝心の第4曲。しょっぱなから「うわー」という音の流れ。もうドキドキしっぱなしの迫力です。
息つく間もなく終わってしまいます。これを目の前で、あの気迫で弾かれたら、私も「ブラボー・・・・・・」状態です。
私も「のだめ」に出会うまでは、意識して聴いた曲ではなかったのですが、それでも一回聴いただけで引き込まれる引力のある曲だなぁと思いましたよ。
こういう曲を聞くと、もっとピアノが上手になりたいと思うんですよね。

(2005.6.6 記)

聴いたCD

ショパン:12の練習曲

ショパン:12の練習曲

演奏: マウリツィオ・ポリーニ

超オススメ!!です。
『12の練習曲 op.10』『12の練習曲 op.25』全曲入ってます。
『12の練習曲 op.25』の最後まで聴いたとき、もう感情が昂ぶって異常に疲れました。
『12の練習曲 op.25』の後半は、特にオススメ!!です!
音がとても澄んでるのですね。キビキビと、かっこいいです。
(2005.6.6 記)

ショパン名演集

ショパン名演集

演奏: ウラジミール・ホロヴィッツ
ディスク1
1.ポロネーズ第6番変イ長調op.53「英雄」 2.マズルカ変ニ長調op.30-3 3.同嬰ハ短調op.30-4 4.バラード第1番ト短調op.23 5.夜想曲ホ短調op.72-1 等10曲
ディスク2
1.スケルツォ第2番変ロ短調op.31 2.マズルカ嬰ヘ短調op.59-3 3.同嬰ハ短調op.41-1 4.同嬰ハ短調op.50-3 5.夜想曲ロ長調op.9-3 6.同ヘ長調op.15-1 7.即興曲変イ長調op.29 等13曲

最初に第4番に出会ったのは、このCDです。これを聴いて、「これは練習曲もっと聴きたい!」と思いました。
音はさすがに良くないですが、でも、私の中の「ショパン」のイメージをがらっと替えてくださった一枚でもあります。
聴いていると、なんだか力強さを分けてもらってるような気分になるんですねー。
元気がない日も、このショパンを聞くとちょっと元気になるんです。不思議なことに。
(2005.6.6 記)

その他のCD紹介(Amazonより)

ショパン:エチュード集
ショパン:エチュード集

演奏: スビャトスラフ・リヒテル

ショパン:エチュード全集
ショパン:エチュード全集

演奏: 横山幸雄

山本貴志I
山本貴志I

演奏:山本貴志
2005年ショパン・コンクールで、4位を獲得した山本の1次予選での演奏を収録。このシリーズで、 ラファウ・ブレハッチとか関本昌平 とかがあって、面白いなぁと思いました。

コンサート情報

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コンサート情報

ショパン:即興曲第4番嬰ハ短調op.66『幻想即興曲』

『のだめカンタービレ』4巻に収録の番外編「リカちゃん先生の楽しいバイエル」のときに、リカちゃん先生がのだめたちの子守唄に弾いた曲ですね。とは言っても、子守唄に弾いたのは、途中からではないかと思いますが・・・・・・だって結構最初のほう激しいし、暗い気がするのです。途中からはうっとりしちゃいますね。あれが子守唄だったら、気持ちいいだろうな。

この曲は、『P.A.』1巻【赤石路代】の作中にもちょこっとでてきます。『正しいショパンの楽しみ方』かな。主人公の史緒が、暗い気分のときにショパンなんてかけないでよ、と泣いてしまうんですけども・・・・・・。これは、冒頭の部分と、終わりの部分の気分かな。でも、暗い気分のときに真ん中を聞いても、まぁ、しんどいかもしれませんね。綺麗なだけに。

ショパン、一時期大好きでした。きっかけは「マリナシリーズ」【藤本ひとみ】のイメージアルバムで、取り上げられていたから・・・・・・。んで、シャルルのテーマはショパンのワルツでしたけど、これ、私がひけるショパンの曲のうちの一つです。それがまた美しくて・・・・・・。それで結構聞いてました。
曲も挑戦したんですけどね縲怐B無理でした(笑)。幻想即興曲は、16分音符と三連の組み合わせがあるでしょう。あれがあわせられなくて。当時中学生でしたけど、友人Nに弾かせて楽しんでました・・・・・・彼女は「革命」も生で聞かせてくれる貴重な人だった・・・・・・。

個人的になんですけど、ショパンって雨が似合うんじゃないかな。
史緒(『P.A.』)は「ショパンはひとりで聞かないように、できれば愛する人の傍らで。1人ならせめて明るい草の上・・・・・・」みたいなこと言ってますが、私は「ショパンは1人で、雨がしとしと降る日に、窓辺に座って白いカーテン越しに雨に濡れる緑を見ながら・・・・・・傍らにお気に入りの紅茶を置いて」ですかね。あんまり晴れた日に聞くもんじゃないかなぁと思いますな。
とくに、この幻想即興曲は・・・・・・。「雨だれ」という雨の日には最適そうな曲もありますけど、あれは「雨の日に」というよりも「夜、周りが寝静まってから、ひっそりと」というイメージかな・・・・・・。

ああ、何はともあれ、ショパンは出来るだけ1人で聞きたいですね。
それこそ、ほとんどないもない部屋で、庭の木を眺めながら、紅茶を飲みつつって、その前に自分の部屋、掃除しなくちゃな(笑)。半のだめ状態・・・・・・

(2004.7.10記)

聴いたCD

トロイカ

トロイカ

●ショパン:
1.即興曲第4番嬰ハ短調op.66「幻想即興曲」
2.ポロネーズ第6番変イ長調op.53「英雄」
3.ワルツ第9番変イ長調op.69-1「別れ」
●チャイコフスキー:
4.「四季」op.37b~11月 トロイカ
5.ピアノ協奏曲第1番変ロ短調op.23

フジ子・ヘミングは話題にはなってるけど、一度も聞いたことがなくて、借りてみました。
音響のセイなのかもしれませんが、一音一音が綺麗だなという気がしました。昔、やっすーいCDを買ったことがあるんですけど、それと比べると・・・・・・。また、ときどきの一音が印象的だったりします。
変にひっぱらないのも好感が持てます。引っ張り具合にも理由がありそうな感じ・・・・・・。
やっぱり音がいい意味で軽く(全てじゃないですけど)、滑らかで、響きが美しい。
すっごーい甘い「幻想即興曲」も聴いてみたいなぁとも思いますが、それはまた別の方で・・・・・・
このCDはチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番も入ってるので、おもしろいかなと思います。

(2004.7.10記)

私のショパン

私のショパン

夜想曲第1番変ロ短調op.9-1・第2番変ホ長調op.9-2/即興曲第1番変イ長調op.29/幻想即興曲嬰ハ短調op.66(遺作)/前奏曲第15番変ニ長調op.28-15「雨だれ」/夜想曲第10番変イ長調op.32-2/舟歌嬰ヘ長調op.60/夜想曲第17番ロ長調op.62-1/バラード第1番ト短調op.23/スケルツォ第2番変ロ短調op.31/夜想曲第20番嬰ハ短調(遺作)「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」

生で聞いて、鳥肌が立ったので買ってみました。
途切れることのない、勢いのある幻想即興曲ですわ。おもしろいなぁ。
こぼれ落ちないように、落ちないように・・・・・・というような丁寧な緊迫感というか。やっぱりドキドキするいい曲ですね。
私はこのCDでは6の6.夜想曲第10番も好きです。
ちなみにうちの姉は、11の夜想曲第20番嬰ハ短調をえらい気に入ってました。
(2004.10.25記)

その他のCD紹介(Amazonより)

別れの曲~ショパン名曲集
別れの曲~ショパン名曲集

演奏: アシュケナージ(ウラディーミル)
親しんだショパンの曲が16曲です。アシュケナージさんには、美しくて模範的なイメージがありますねぇ。なぜかな。

ピアノ名曲集
ピアノ名曲集

演奏: ヘミング(イングリット・フジコ)
ジャケットの貫禄に引き寄せられました。

ポートレイト
ポートレイト

演奏: ユンディ・リ
甘いマスクですね。

コンサート情報

情報変更の可能性があります。必ず各楽団・各ホールのHPで情報をお確かめ下さい。
探し中です。