久しぶりに、ピアノ曲を・・・・・・
『のだめカンタービレ』1巻より。のだめが持っていた楽譜がこれでしたねー。
クラシックはちょっと・・・・・・と思っている方でも、絶対にきたことがあるだろう曲。ショパンのノクターンの中でも、これが一番 聞く機会が多い気がします。
もともと、ショパンの曲はなじみやすくて、様々な人に愛されていると思います。それはやっぱりこういうメロディアスな部分が いろんな方の心にしみるからなのだろうなぁ・・・・・・と。
私にとって、ショパンのこういう美しく流れ行く曲は「愛」や「恋」よりも「思いを馳せる何か」を感じさせられます。
「夜空」や「雨」や「雪」や「枯れ木」や・・・・・・眺めていて感傷に浸り、自分を見つめなおすような深遠な時間を感じるのです。
この曲もそうなのですが、「愛」や「恋」という言葉が連想させる「何か」よりも、「孤独」や「涙」を感じてしまう。
「愛しい人を思い幸せ感に浸る」よりも「遠くに住む愛しい人へ思いを馳せる。会いたいのに会えない・・・・・・」イメージ。何故だ。 こんなに優しく美しいメロディなのになー。
(2005.12.11 記)
聴いたCD
私のショパン
夜想曲第1番変ロ短調op.9-1・第2番変ホ長調op.9-2/即興曲第1番変イ長調op.29/幻想即興曲嬰ハ短調op.66(遺作)/前奏曲第15番変ニ長調op.28-15「雨だれ」/夜想曲第10番変イ長調op.32-2/舟歌嬰ヘ長調op.60/夜想曲第17番ロ長調op.62-1/バラード第1番ト短調op.23/スケルツォ第2番変ロ短調op.31/夜想曲第20番嬰ハ短調(遺作)「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」
ショパンの曲に「孤独」を感じてしまう私ですが、この演奏は少し暖かな気持ちになります。
優しく語り掛けてくれるような演奏がとても好きです。「大丈夫よ、寂しくないわよ」と。
自分の中の「愛」を歌い上げるより、周りに優しさをそっと手渡してくれるような、そんな演奏に聞こえます。
(2005.12.11記)
フジ子・ヘミングの奇蹟~リスト&ショパン名演集~
パガニーニによる大練習曲S.141-3~ラ・カンパネラ(リスト) 2.愛の夢第3番変イ長調S.541-3(リスト) 3.ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調S.244-2(リスト) ..他
リストの「ため息」が聞きたくて手に入れたアルバムですが、私はフジ子・ヘミングさんは、リストよりもショパンのほうがお美しいと思います。
こちらのノクターンの音は冬の冷たい外気の中、すとーんと通る清さを感じます。
媚びない音というのかなぁ。何か、伝えたいことをまっすぐ伝えるようなショパンだと思いました。
(2005.12.11記)
その他のCD紹介(Amazonより)
ショパン名曲100![]() |
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