カテゴリー別アーカイブ: チャイコフスキー

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(Peter Ilyich Tchaikovsky、1840年5月7日(ユリウス暦では4月25日) – 1893年11月6日(ユリウス暦10月25日))

チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」

「のだめカンタービレ17巻」より、定期演奏会の演目より幻想序曲「ロメオとジュリエット」です。
「ロミオ」か「ロメオ」か迷いましたが、クラシック曲のタイトルでは「ロメオ」が多いんですね。日本人的には「ロミオ」のほうが馴染みある気がしますが。

しかし、私「ロミオとジュリエット」はあまり好きではないというか・・・・・・あまりロマンチックに感じれなくて・・・。
でも、それを題材にしたクラシック曲は大好きなんですけどね。

「ロミオとジュリエット」でクラシック曲というと、やっぱりあの「ソフトバンク」の曲が有名ではありますが・・・・・・あ、でも、もう下火ですよね。あちらはプロコフィエフ作曲、こちらはチャイコフスキー作曲です。プロコフィエフの「ロミオとジュリエット」も好きですが、こちらのほうもロマンチックであり、かっこよく、チャイコフスキーらしくドラマティックで大好きです!!

でも、あんまり「ロミオとジュリエット」というのを意識しながら聞いてみたことはなかったですね。特に意識しなくても、かなりドラマティックですから。
曲自体は20分ほどです。
結構前から頻繁に聞いていた曲ですが、やっぱりあの激しい(強い?)テーマのくり返しにしびれます。
金管の刻みと、シンバルやティンパニがかっちょいいですね。
何回聞いても「くわー!」と感情が昂ぶります。

愛のささやきとその喜びの歌の高まりも大好きなのですが、どんなに美しい歌を歌っても、悲しみの影がどこまでも付きまとう。
そんなところも大好きです。

聴いたCD

チャイコフスキー : 序曲「1812年」

指揮: サー・ゲオルク・ショルティ
演奏: シカゴ交響楽団
1. 序曲「1812年」op.49
2. 幻想序曲「ロメオとジュリエット」
3. バレエ組曲「くるみ割り人形」op.71a

最初は「くるみ割り人形」を目当てに聞いていたのですが、いつのまにか「ロメオとジュリエット」が一番好きになってしまいました。
激しいところの音の響きが大好きです。筋が通っているというか、崩れない鋭さがあるというか・・・・・・。「甘い」という印象は受けないのですが、そこが好きかも知れません。
もちろん「1812年」もかっこいいですよ。
(2007.2.25 記)

Tchaikovsky: Overtures & Fantasies

Tchaikovsky: Overtures & Fantasies

指揮: アントニオ・パッパーノ
演奏: サンタ・チェチーリア国立音楽院管弦楽団
・幻想曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』 Op.32
・幻想序曲『ロミオとジュリエット』(1880年版)
・ワルツ縲怏フ劇『エフゲニー・オネーギン』第2幕
・ポロネーズ縲怏フ劇『エフゲニー・オネーギン』第3幕
・序曲『1812年』 Op.49

たまたま店内でかかっていたCDが気になって気になって仕方がないので、買ってしまったCDです。
そのときにかかっていたのは、幻想曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』 です。かなりいい・・・・・・。気持ちいい・・・・・・。かっこいい・・・・・・。
『ロメオとジュリエット』は、上のショルティよりも、美しいメロディ部分が甘い感じ。
序曲『1812年』はコーラスから始まります。私、こういう『1812年』は初めて聞いたので、びっくりしました。その厳かな雰囲気が胸に迫ってきます。なんか、思ったよりも歯切れのよい演奏であり、あっさりしてる感じがするのですが、思ってもいないところでひっぱったり揺らしたりして、ちょっと面白い。
(2007.2.25 記)

その他のCD紹介(Amazonより)

チャイコフスキー:交響曲第6番
チャイコフスキー:交響曲第6番

指揮: ヘルベルト・フォン・カラヤン
演奏: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
第6番《悲愴》と『ロメオとジュリエット』です。

チャイコフスキー:作品集
チャイコフスキー:作品集

演奏:ニューヨーク・フィルハーモニック
指揮: バーンスタイン
『ロミジュリ』と『悲愴』はバーンスタイン。そのほかはロストロポーヴィチです。

「ロメオとジュリエット」~The Theme for Love~(CCCD)
「ロメオとジュリエット」~The Theme for Love~(CCCD)

演奏:ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団  他
指揮: エイドリアン・リーバー
チャイコフスキー・プロコフィエフ・ベルリオーズ。いろんな「ロメオとジュリエット」。こういう企画も面白いですね。抜粋なのが残念ではありますが。

コンサート情報

情報変更の可能性があります。必ず各楽団・各ホールのHPで情報をお確かめ下さい。
コンサート情報
探し中です。

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ト長調

「のだめカンタービレ」の第11巻より、千秋先輩の指揮した曲です。また、小さいころあこがれた協奏曲だとか。

私、これ、京都市交響楽団の演奏で2004年の6月に聞きました。そのときから、ものすごい好きな曲です。
そのときまで意識して聞いたことはなかったんで、「どっかで聞いたことあるかな縲怐vという程度の認識だったんですが、第1楽章を聞いて、気づいたらほろっと涙がこぼれてしまったのです。
悲しいとか寂しいとかの涙ではなくて、なんだかとても優しくて嬉しくて、その旋律と音を聞いている自分がとても幸せだなぁという涙でした。

第1楽章では、一番よく出てくるメロディの優しさにほんわりとします。私的には、「少し懐かしい感じ。優しく過去を振り返る感じ」なのかなぁと思います。
そのメロディを、ヴァイオリンソロとオーケストラで掛け合いをするんです。そこがとっても好きなんです。んで、むちゃくちゃ盛り上がるんですけど、1回だけ、ヴァイオリンソロの後に、メロディがフルートだけで来るんです。そこで、ぶわーって涙が溢れてしまいました。
その掛け合いがとても優しくて、本当にこの曲が大好きになりました。

第2楽章は、やっぱり哀愁ただようというか。チャイコフスキーらしいというか。素敵なんですけど、私は第1楽章のようなメロディが好きです。はい。

第3楽章は、とにかくわくわくします。駆け足なところとか元気があって大好きですね。
(2005.2.13記)

聴いたCD

メンデルスゾーン & チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 他

メンデルスゾーン & チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 他

指揮: フリッツ・ライナー(チャイコ), シャルル・ミュンシュ(メンデルスゾーン)
演奏: ヤッシャ・ハイフェッツ(vn), シカゴ交響楽団(チャイコ), ボストン交響楽(メンデルスゾーン)

気迫がありすぎて、チャイコフスキーは苦しかった。私はもっと柔らかい印象のほうが好きみたい。
そのかわり、メンデルスゾーンの協奏曲は今までで聞いた中で一番好きかも。
押し付けがましくないというか。なんか、ものすごーく濃い演技がなくて気持ちがいいというか。
どちらももう一度、じっくり吟味して聞いてみることにします。
(2006.10.6記)

メンデルスゾーン・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

1.ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64 (メンデルスゾーン) 演奏:ボストン交響楽団 指揮:小澤征爾
2.ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35 (チャイコフスキー) 演奏:ナショナル交響楽団 指揮:ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ

ヴァイオリン:アイザック・スターン

一番好きなCDはアマゾンでは見つかりませんでした。
SONY CLASSICAL から出ている一枚です。
メンデルスゾーンは有名ですね。あまり好みでないので、チャイコフスキーばっかり聞いてます。
今のところ、これが私の一番オススメする一枚かなぁと思います。
何回も聞いてますが、何回聞いても鳥肌がたち、わくわくします。
アイザック・スターンのヴァイオリンに負けない、オーケストラの迫力がいいのかなぁ。
(2005.2.13記)

シベリウス&チャイコフスキー

シベリウス&チャイコフスキー

1.ヴァイオリン協奏曲ニ短調op.47(シベリウス) 2.ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.35(チャイコフスキー)
演奏:チェコ・ナショナル交響楽団
指揮:ヴァーレック(ヴラディーミル)

本当に奏者によってまったく印象がかわるんだなぁと思いました。 音はさすがに綺麗です。弦の音がむちゃくちゃ生々しく聞こえます。
だけど、ヴァイオリンの音は好みじゃないです。私はやわかいほうが好きなんで、綺麗すぎて硬い感じを受けました。
あと、完全にオーケストラが伴奏にまわっちゃってる感じがします。 一緒にがんばってる感がないのかなぁ。 っていうか、ヴァイオリンが目立ちすぎ? 音のバランスの問題なのかな、CDという感じがして・・・・・・。
全然わくわくも鳥肌立ちもないんですよね。同じ曲なのに不思議なもんです。
(2005.2.13記)

その他のCD紹介(Amazonより)

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

指揮: クラウディオ・アバド
演奏: 五嶋みどり, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

チャイコフスキー:VN協奏曲
チャイコフスキー:VN協奏曲

指揮: アンドレ・プレヴィン
演奏: チョン・キョンファ, ロンドン交響楽団

グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲

指揮: ミハイル・プレトニョフ
演奏: ギル・シャハム, ロシア・ナショナル管弦楽団

コンサート情報

情報変更の可能性があります。必ず各楽団・各ホールのHPで情報をお確かめ下さい。
2009年7月4日(土)  開演 14:00
【東京】サントリーホール
ミハイル・プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管弦楽団
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
(『のだめカンタービレ』第11巻)
チャイコフスキー :交響曲第6番 ロ短調 op.74 「悲愴」
(『のだめカンタービレ』第4巻)
指揮/ミハイル・プレトニョフ
演奏/川久保賜紀(Vn)  ロシア・ナショナル管弦楽団
その他の曲/リムスキー=コルサコフ :「雪娘」から
料金/S15,000 A12,000 B9,000 C6,000 D4,000 シニアS14,000 シニアA11,000 学生S縲廛50%割引
詳細情報はこちら
2010年2月6日(土)18:00開演 17:30開場(17:40縲恷w揮・飯守泰次郎によるプレトーク )
【大阪】いずみホール
ロシアの雄渾(いずみホールシリーズVol.18)
チャイコフスキー: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
(「のだめカンタービレ」11巻)
指揮/飯守泰次郎
演奏/大谷玲子(Vn)  関西フィルハーモニー管弦楽団
その他の曲/チャイコフスキー: 交響曲第5番 ホ短調 作品64
料金/S席¥5,000/A席¥3,500(全席指定/消費税込)
詳細情報はこちら

チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調op.74『悲愴』

『のだめカンタービレ』5巻【二ノ宮知子】で千秋先輩がヴィエラ先生とお別れするときに託された楽譜。それが『悲愴』。そして、千秋パパに千秋先輩がレッスンしてもらった曲。それがこれ。

私はチャイコフスキーが好きです。
初めて吹奏楽でチャイコフスキー・メドレーを吹いたときの、ピアノ協奏曲第1番の冒頭のホルンの響きのかっこよさに魅了されてから、この作曲家が好きになりました。有名なバレエ音楽も、繰り返し繰り返し聴いて、その楽しさに口元が緩むのを止められなかった。
1812年序曲のかっこよさも。ロミオトジュリエットの序曲の叙情的な歌い上げるようなメロディも。とてもとても好きです。

だから、この『悲愴』を聞いたときは、なんでこんなに苦しいんだろうなと思いました。
1楽章の美しさ、3楽章のかっこよさ。好きです。
だけど、「くるみ割り人形」をはじめとするバレエ音楽の楽しさしか知らなかった私のチャイコフスキーの印象とはうってかわった、胸のつぶれるようなメロディの第4楽章。
何度聞いても、胸が苦しくなって、涙が溢れてしまいます。
どうして、こんなに苦しいのか。
悲しいとか通り超えて、とにかく胸が苦しい。
嫌いではないです。でも、嬉しい気持ちを込めて好きだとはいえない。
でも、嫌いじゃないんですよ。心にはいつまでも残るんです。
とにかく苦しくて、でも、美しくて・・・・・・。

チャイコフスキーは何が悲しかったんだろう。
「のだめ」で千秋先輩のお父さんは、チャイコフスキーの「悲愴」をこう教えます。
「悲しいってストレートに弾いちゃだめだよ。チャイコフスキーは悲しくも誰にもいえなかったんだよ」と。

そして、交響曲は失意のそこに終わる。
盛り上がりも何もなしに。
え、終わったの? ってな感じで。
全然救われねぇ・・・・・・。
ずどーんと余韻を引きずってしまいます。
ので、あんまりエネルギーのないときは、4楽章、聞かないようにしてる曲でもあります。だってひきずられるんだもん。

とあるサイトの情報で、チャイコフスキーはこの初演の数日後に自殺したらしいです。それで「自殺交響曲」とか言われてるとか。
チャイコフスキーに何があったんだろう。
悲しくてもいえずに、ただこの曲にこめてしまったものってなんだったんだろう・・・・・・。

(2004.6.13記)

聴いたCD

チャイコフスキー:交響曲第4番、第5番、第6番「悲愴」

チャイコフスキー:交響曲第4番、第5番、第6番「悲愴」

演奏: レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
指揮: エフゲニ)・ムラヴィンスキー

もともと第5番が聞きたくて入手した一品です。カラヤンの「悲愴」とはまったく違いますね。私はカラヤンはあまりにも行儀が良すぎるので、好きではないのですが・・・・・・。特に第3楽章。同じ曲か? ってぐらい表現の仕方が違う。おもしろいです。こういうのがあるからクラシックのCDは一曲に一枚じゃものたりない。
ちなみに第5番は4枚目です。第5番に関しては、ホルンの響きがとてもロマンティックですよ。だから第2楽章のホルンソロなんて、もー・・・・・・うっとりの極みです。ロマンティックすぎる縲怐B
(2005.4.17記)

チャイコフスキー:交響曲第6番

チャイコフスキー:交響曲第6番

指揮: ヘルベルト・フォン・カラヤン
演奏: ウィーン・フィル管弦楽団

TSUTAYAにあったので借りてみました。で、全部聞いて見て、どっかできいたことあるなーと思ったので、おそらく持っているはずなんですよね、この曲。
もーっと昔に何度も何度も聞いたと思われるぐらい、懐かしい感じがしました。
カラヤンは、超有名な指揮者さん。ルックスもむっちゃ渋くて。たまにジャケットで、指揮棒を口に当てて目を瞑っているのとかあるんですけど、それをみるとついつい手が(笑)。私も「アダージョ・カラヤン」を買った口ですが、あれはあんまり好きじゃなかったですね。なんか、やっぱ第2楽章とかだけ取り出すと、つまんないです。
あ、この演奏は、すごく綺麗でした。でも、やっぱりなんか金管が完璧な演奏なんて、ないんだろうか? ウィーン・フィルでもそうなんだから、ある程度は目を瞑って聞かないとだめなのかなぁ。
(2004.6.13記)

その他のCD紹介(Amazonより)

チャイコフスキー:交響曲第6番
チャイコフスキー:交響曲第6番

指揮: カラヤン(ヘルベルト・フォン)
演奏: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
こっちはカラヤンとベルリンフィルです。

チャイコフスキー : 交響曲第6番「悲愴」
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

指揮: 朝比奈隆
演奏: 大阪フィルハーモニー交響楽団
国内の「悲愴」は聞いたことがない。興味津々。というか、朝比奈さんを聞いたことがない・・・・・・。

チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

指揮: スヴェトラーノフ(エフゲニ)
演奏: ロシア国立交響楽団
2002年5月に亡くなったロシアの巨匠スヴェトラーノフ、渾身の「悲愴」だそうです。

コンサート情報

情報変更の可能性があります。必ず各楽団・各ホールのHPで情報をお確かめ下さい。
2009年7月2日(木)  開演 19:00
【東京】サントリーホール
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団 with スタニスラフ・ブーニン(Pf)
チャイコフスキー :交響曲第6番 ロ短調 op.74 「悲愴」
(『のだめカンタービレ』第4巻)
指揮/アントニ・ヴィット
演奏/スタニスラフ・ブーニン(Pf) ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
その他の曲/モニューシュコ:序曲「おとぎ話」 ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11
料金/S17,000 A14,000 B11,000 C8,000 D5,000
詳細情報はこちら
2009年7月4日(土)  開演 14:00
【東京】サントリーホール
ミハイル・プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管弦楽団
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
(『のだめカンタービレ』第11巻)
チャイコフスキー :交響曲第6番 ロ短調 op.74 「悲愴」
(『のだめカンタービレ』第4巻)
指揮/ミハイル・プレトニョフ
演奏/川久保賜紀(Vn)  ロシア・ナショナル管弦楽団
その他の曲/リムスキー=コルサコフ :「雪娘」から
料金/S15,000 A12,000 B9,000 C6,000 D4,000 シニアS14,000 シニアA11,000 学生S縲廛50%割引
詳細情報はこちら