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「のだめカンタービレ」第02巻(二ノ宮知子)

のだめカンタービレ (2)
音楽を、人を尊敬してて それが自分に返ってくる 本物の巨匠なんだ――
by 千秋真一(Lesson12)

簡単なあらすじ

千秋と仲良くなってきたのだめの前に現れたライバル・奥山真澄。
千秋を巡っての(勝手な)対決は、どっちが早く千秋とクリスマス・デートの約束をするかになっていき・・・・・・。
のだめに出会ってから、周辺に変人が増えてきた千秋だったが、今度のだめが連れてきたのはドイツ人。
どんどん国際化していく変人集めだったが、そのドイツ人、実は・・・・・・。

感想

『のだめカンタービレ』に出会ったきっかけは、本屋に積み上げられた第6巻の表紙。
ホルンをもつのだめの姿に、これは一体なんの漫画だろう?と思っていたのでした。
そのとき既に『のだめ』は8巻まで発売されていました。
ためしにと1・2巻買ったのですが、1巻のあまりのおもしろさに、一気に8巻まで大人買いしてしまいました。

たまには、このクラシックレビューのきっかけとなった漫画や映画のレビューもつづってみようかなーと思います。
まずは第1巻から!

Lesson1

すっげーデタラメ・・・・・・これじゃ《悲惨》だ。  by 千秋真一

今読むと、Lesson1って超短いですね。そして、絵が「天才ファミリーカンパニー」からの続きって感じ。
漫画家さんって、やっぱり描いているうちに上手になっていくんですね。

のだめの「フーンフーン・・・・・・猫のフン」とかいう自作の歌は、アニメ版よりドラマ版のほうが全然好きです。アニメ版は「悲愴」のメロディに載せただけで、のだめらしさが全然なかったです。

さて、Lesson1やっぱり注目すべきは見開きいっぱいののだめの部屋でしょうか。
きっと、この状態を見て「見覚えがある」とか思っちゃう時点で駄目なんやろなぁ・・・・・・、私。

Lesson2

カンタービレ!《歌うように》 by 千秋真一

あの缶から虫のインパクトほど強いものはないですね。
この前、うちの会社のリフレッシュスペースがそれに近かった。小蝿が多いなぁとおもっていたら、発生源はやっぱり「缶」でした。
ミルク成分が強いとまずいのか。のだめの場合はジュースの「糖分」か。

のだめの「うっきゅっきゅ縲怐B昨日のことおぼえてましゅか縲怐vという台詞、大好きなんですが。アニメでは「おぼえてますか縲怐vでしたね。かなりがっかりしました。あれは「ましゅか縲怐H」でなくては。

「おなら体操」は最高ですね。私、ドラマのあの江藤先生のダンスがかなり好きです。あの俳優さん、素敵・・・・・・。
谷岡先生の「じゃあもう一回。通してやってみよう」というときの、あのキラーンと光る眼鏡とぎゃははははという笑い声のギャップがかなり好きだったりします。

千秋先輩、のだめの部屋を掃除しますけど、あれだけの散らかりようを1日で掃除してしまうとは、なかなかのやりてだなと思います。私には無理です。

Lesson3

発奮!! by 野田恵

この回は、千秋先輩に髪を洗ってもらうとことか、大好きなんですが(あれ、いいなー。人に髪を洗ってもらうのって、気持ちいいんだよね縲怐j
千秋先輩の回想の言葉、演奏をするたびに思い出します。
「身震いするほど感動する演奏が出来るのは本当にまれだって。オレはそんな瞬間を夢見ながら昨日まではあきらめてた」

これは、毎回毎回合奏を終えるたびに思います。
私が身震いできる演奏と千秋先輩の身震いする演奏とはレベルが違うだろうけど、私にとっての身震いできる演奏ってのにはなかなか出会えない。
今の楽団では、指揮者はただテンポを取ってるだけ。みんな好きに吹いてるだけ。
その指揮者のテンポだって、全然ばらばらで、合奏する度にイライラします。
たしかに、細かいところまで音の配分考えて音の処理を考えて、つきつめてつきつめて演奏するのはかなりしんどいと思うんですよね。
でも、そうしてがんばって合奏したときの感動ってのは、本当得がたいものです。
いつだったか、本当にいい演奏が出来たとき、感動して身震いしたことがあります。
仕事が忙しいとか、なかなか練習できないとか、指揮者がむかつくとか、いろいろあるけれど、それでも演奏をやめないのは、あの本の一瞬でも感じる身震いを忘れられないからだと思います。

だから、あの千秋先輩の思い、なんとなく分かる気がするんですよね。

んで、これを見るたびに「もっと練習しよう!」って思います。合奏、大好き!

Lesson4

平凡! 平凡! みーんな平凡! by 峰龍太郎

でた。峰君。
アニメでは「ナカタ?」という台詞が削られてましたね。時代でしょうか・・・・・・。
「オレ 30曲作ってあんだ」という台詞に、いつも突っ込みたくなる(笑)

「呪文料理!」「アンブレーラ!」「救世主!」の三セットは時々胸の中で叫んでしまいます。
のだめって、ああいうテンポうまいよね。

しかし、千秋先輩ってかわいいですね。
あの、のだめに夕飯裏切りされたとき、ご飯作る気力もなくまずいコンビニ弁当買っちゃうところなんか。
すねてるんだなぁ・・・・・・。
やっぱりなんやかんや言って、優しいですよね。千秋先輩は。

Lesson5

「光る青春と喜びの稲妻」――かなv by 峰龍太郎

いつも思うんだけど、まきちゃんって、のだめに物を与えているんだろうか。
買ってきてやったわよー!って。
放っておけないんだろうな、とは思うけど。いい子だなぁ。

さてさて、私はこの回のとあるシーンがツボにはまって、のだめの世界に引きずり込まれたのです。
「む・・・・・・ムラムラしますか」と、次のコマのテンポが大好きです。
何回読んでもふきだしてしまう。

そして、毎回毎回思うのが、
千秋先輩の膝枕いいな縲怩ナす。
男の人に膝枕してもらうって、なかなかこう・・・・・・いいですね(笑)。
かつ、あの手で頭を撫でてもらう!! いやー、なんて羨ましいシチュエーションなんだ、のだめめ。
ああいうシーンを見ると、やっぱり千秋先輩って幼少の頃はヨーロッパな人だなぁと思います。
のだめ、殴ってるけど(笑)基本的に、フェニミスト? そして、紳士ですよね。

『のだめカンタービレ』第01巻

のだめカンタービレ(1)
こいつに合わせられるのは オレ様ぐらいだ!
by 千秋真一(Lesson3)

簡単なあらすじ

有名ピアニストの息子で、音楽の才能に溢れる音大生・千秋真一。指揮者になって世界で活躍したいと願いつつも、飛行機恐怖症(+船も怖い)ため、日本から出られないでいた。
悶々とすごし、音楽への道をいっそ諦めようかと思っていたときに、一人の音大生と出会う。
彼女の名前は、野田恵。
ピアノの才能を持ちながらも、彼女はとてつもない変人だった・・・・・・。

感想

『のだめカンタービレ』に出会ったきっかけは、本屋に積み上げられた第6巻の表紙。
私はホルンを吹いているので、ホルンをもつのだめの姿に、これは一体なんの漫画だろう?と思っていたのでした。
そのとき既に『のだめ』は8巻まで発売されていました。
ためしにと1・2巻買ったのですが、1巻のあまりのおもしろさに、一気に8巻まで大人買いしてしまいました。

のだめの「フーンフーン・・・・・・猫のフン」とかいう自作の歌は、アニメ版よりドラマ版のほうが全然好きです。
アニメ版は「悲愴」のメロディに乗せただけだったので、ちょっと残念だったな。アドリブとかは難しいのだろうけど……。

あの缶から虫のインパクトほど強いものはないですね。
この前、私の会社のリフレッシュスペースがそれに近かったです。小蝿が多いなぁとおもっていたら、発生源はやっぱり「缶」でした。
ゴミ箱を蹴ったら、うわーっと出てきましたね・・・・・・。
コーヒーの缶率が高いので、ミルク成分が強いとまずいのか。のだめの場合はジュースの「糖分」か。

「おなら体操」は最高ですね。私、ドラマのあの江藤先生のダンスがかなり好きです。あの俳優さん、素敵・・・・・・。

千秋先輩、のだめの部屋を掃除しますけど、あれだけの散らかりようを1日で掃除してしまうとは、なかなかのやりてだなと思います。私には無理です。

Lesson3での、千秋先輩の回想の言葉、演奏をするたびに思い出します。

「身震いするほど感動する演奏が出来るのは本当にまれだって。オレはそんな瞬間を夢見ながら昨日まではあきらめてた」

これは、毎回毎回合奏を終えるたびに思います。
私が身震いできる演奏と千秋先輩の身震いする演奏とはレベルが違うだろうけど、私にとっての身震いできる演奏ってのにはなかなか出会えないですね。今の楽団では、指揮者はただテンポを取ってるだけ。みんな好きに吹いてるだけ。
その指揮者のテンポだって、全然ばらばらで、合奏する度にイライラします。
たしかに、細かいところまで音の配分考えて音の処理を考えて、つきつめてつきつめて演奏するのはかなりしんどいと思うんですよね。
でも、そうしてがんばって合奏したときの感動ってのは、本当得がたいものです。
いつだったか、本当にいい演奏が出来たとき、感動して身震いしたことがあります。
仕事が忙しいとか、なかなか練習できないとか、指揮者がむかつくとか、いろいろあるけれど、それでも演奏をやめないのは、一瞬でも感じる身震いを忘れられないからだと思います。

だから、あの千秋先輩の思い、なんとなく分かる気がするんですよね。

んで、これを見るたびに「もっと練習しよう!」って思います。合奏、大好き!

あと、千秋先輩の膝枕いいな・・・。
男の人に膝枕してもらうって、なかなかいいですね(笑)。
ああいうシーンを見ると、やっぱり千秋先輩って幼少の頃はヨーロッパな人だなぁと思います。
のだめ、殴ってるけど(笑)基本的に、フェニミスト? そして、紳士ですよね。

ブログでは取り上げていない登場曲

  • ヴェルディ:歌劇「マクベス」
  • ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
  • モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ
  • ベートーヴェン:交響曲第1番

シカゴ(作・田村由美)

シカゴ (小学館文庫)20XX年、東K市は直下型地震に見舞われた。自衛軍レスキュー班第四部隊のレイと魚住(うおずみ)は湾岸D地区へ派遣されるが!?

犯罪組織と戦う秘密組織のお話(って書くと、なんか軽いな。軽いわけじゃないんだけど)。「巴が行く!」の系列で続くかなーと思ったんですが、単行本は2巻で終わっちゃいました。

クラシック曲と、縁のなさそうなアクションストーリーなのですが、ちょっと興味深い使い方がされていて印象にのこっています。

とある犯罪(テロ?)組織が事件を起こすときにバックにこの第9番の第4楽章を流すんです。 その犯罪組織が時限爆弾が仕掛けていて、あと12分で爆発する!というときに、主人公の1人の時計が壊れていることに気づきます。しかし、流れている第4楽章を利用して12分を計ったというようなエピソードです。

その主人公曰く「バーンスタイン指揮・イスラエルフィル演奏のとっておきだ。普通第4楽章は10分で演奏される。けどこの盤に限っては12分なんだ。 この曲が流れている限り、俺に時計はいらない」と言ってちゃんと12分測るんですよ。

そのときからその「イスラエルフィルとバーンスタイン盤」を聞いてみたくて仕方がなかったのです。
でも、第4楽章の12分ってそんなに異常でもないんですね。むしろ第2楽章の18分が異常・・・・・・。だって、普通は12分から13分ですし。しかし、この「イスラエルフィルとバーンスタイン盤」は、私の「とっておきの第9番」になって、何度も聞いています。

田村由美さんの漫画では『7SEED』7巻でも、第2楽章の「家路」がトランペットの独奏で取り上げられています。 ドヴォルザーク、お好きなんだろうなぁと思います。

でも、音を聞いただけで「指揮者は誰誰で、演奏はどこどこ」とか、ちょっとマニアックさと耳の良さに憧れます。

CD

Symphony 9 \Symphony 9 ” New World ” [Import, From US]

指揮:レナード・バーンスタイン

演奏:イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団

このCDだと思っています。
そうでなくても、この盤の第2楽章がとても好きです。

7SEEDS(作・田村由美)

7SEEDS7SEEDS 1巻から18巻(作:田村由美)

ナツはいつものように、自分の部屋で眠りについた。その日は誕生日でもないのに、夕飯は自分の好きなものだらけだった。

そして、大きな揺れを感じて目覚めたとき、その場所は海の上だった。大荒れの海上のボート、そこにいる見知らぬ女性や男性。またたくまにボートは島に乗り上げる。

救助を待ちながら島をめぐるが、そこには見知らぬ植物、見知らぬ虫、見知らぬ動物がいた。救助の気配も、人の気配も全くない。

そのうち、ナツはとある驚愕の事実を知らされる。ここは何年かわからぬほど未来の世界だと。ナツたちは隕石の衝突やそれを発端に起きる人類の滅亡を避けるために、冷凍保存され、遠い未来に解き放たれたのだと。

サバイバルでアクション。田村由美さんワールドな少女漫画です。文明など置いてきたような環境のお話です。だから、どこにクラシックなんて出てくるの?と思いがちなのですが、未来を託された少年少女の中にはピアニストだったハルが居ます。 続きを読む