吹奏楽部に所属されていた方でないと、ユーフォニウムという楽器はあまり聞きなれないのかもしれません。
説明するときも「チューバのちょっと小さいの」などと説明することが多く、その度にその楽器の良さを全く伝えれていないことに罪悪感を感じます。
とてもやわらかだけど、ふよふよしているわけではない、心を優しくくるんでくれるような音が大好きです。
私は普段ホルンを吹いていますが、同じフレーズをだったり、少し絡みのあるフレーズだったりするときのハーモニーがとても好きです。
ときどき、その音の柔らかさと頼りがいに嫉妬を覚えます。いいフレーズもらっちゃっていいなぁ……とか、思うこともしばしばあります。
そのユーフォの曲だけを集めたCDです。
普段オーケストラと演奏しているのをあまり見ないので、管弦楽と一緒の響きがとても新鮮で、そして、美しいです。
特にこのCDの最後の、フィリップ・スパーク作曲の「パントマイム」がいいです。
フィリップ・スパークさんのホルンやユーフォの使い方、いつも大好きなんですが、この曲はさらにユーフォニウム奏者のフライ氏によって編曲されたので(ご自身が吹いておられる)さらに良さが堪能できるかと思います。
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